シールド工法ってなに?

円筒形をした
巨大なシールドマシン

シールド工法とは、シールドマシンを用いて地中にトンネルを構築する高度な土木技術です。トンネルを掘り進めながら、同時にトンネルの外壁も組み立てていくのが特徴です。この工事に使うシールドマシンの外径は4.84メートルです。

 

岩盤や地下水の圧力に耐えるため、円筒形の頑丈な鋼鉄製のシールド(楯)に覆われています。

硬い爪が付いた円盤が
回転して地盤を掘削

マシン前方には回転する円盤があり、岩盤を削り取る硬い爪(チップビット)がたくさん取り付けられています。この円盤を油圧モータで回転し、油圧ジャッキでマシンを後ろから押すことで掘り進めます。

前に進むごとに
外壁となるブロックを設置

削り取った岩石や土砂はマシンの内部に取り込み、後方から運び出します。マシン内部の後方にはクレーンのような機械が取り付けられていて、マシンが前に進むごとにトンネルの外壁にブロックをリング状に1枚1枚組み立てていきます。