シールド工法ってなに?

工夫の詰まった
シールドマシン

シールド工法とは、シールドマシンを用いて地中にトンネルを構築する高度な土木技術です。トンネルを掘り進めながら、同時にトンネルの外壁も組み立てていくのが特徴です。この工事に使うシールドマシンの外径は3.38メートルです。

作業空間を確保する
頑丈なシールド

地盤や地下水の圧力に耐えるため、円筒状の頑丈な鋼鉄製のシールド(盾)に覆われています。

硬い爪が付いた
カッターヘッドが回転して地盤を掘削

マシン前方には回転するスポーク状のカッターヘッドがあり、地盤を掘削する硬い爪(チップビット)がたくさん取り付けられています。このカッターヘッドを油圧モーターで回転し、油圧ジャッキでマシンを後ろから押すことで掘り進めます。

前に進むごとに
外壁となるブロックを設置

削り取った土砂はマシンの内部に取り込み、後方から運び出します。マシン内部の後方にはクレーンのような機械が取り付けられていて、マシンが前に進むごとにトンネルの外壁にブロックをリング状に1枚1枚組み立てていきます。