工事詳細
工事区間
門真市速見町地内~守口市大久保町一丁目地内
発進立坑
内径φ12.6mの立坑内からシールドマシンが発進し、地下トンネルを築造します。発進口のコンクリートは、通常の鉄筋ではなくFFU部材※で補強してあり、これをシールドマシンで直接削って発進します。また発進口の外側は地盤改良を行い、安全に発進できます。
※FFU部材:合成木材(シールドで切削可能な部材)
分⽔⼈孔(イメージ)
既設幹線と増補幹線を接続する構造物です。
到達(凍結工法)
既設幹線へのシールドマシン到達時には、地盤改良として凍結工法を採用しています。シールドマシンから凍結管を出し地中の水分を凍らせることで、地盤の強度増加を図り、既設幹線と増補幹線を接続する際に、地下水や土砂が流入するのを防止します。
主要機械
泥水式シールドマシン
シールドマシン概要
今回は、外径4. 84mの泥水式シールドマシンにより、トンネルを掘ります。
シールド
シールドジャッキ
1250kN×1750st×35MPa×16本
総推進
20000kN (1087kN/m2)
中折ジャッキ
1500kN×375st×35MPa×12本
カッタ
トルク
2127kN・m(α18.8)
回転数
20rpm(V30.4)
コピーカッタ
20kN×100st×21MPa×1本
可動式レスキュービット
200kN×100st×21MPa×1本
地山探査ジャッキ
25kN×200st×5MPa×1本
エレクタ
形式
リングギア油圧モータ駆動方式
回転数
MAX10rpm
取扱物
コンクリート中詰合成セグメント
多層チップビット
従来カッタービットと多層チップビットの比較
超硬チップの構造を多層にすることにより、礫層地盤の連続切削を可能とする長寿命型カッタービット「多層チップビット※」を開発しました。本シールドマシンには多層チップビットを採用しています。
※大成建設株式会社・株式会社丸和技術と共同開発
従来カッタービット
多層チップビット
多層チップビットによる礫層地盤掘削イメージ
①地山の掘削
②玉石・礫の掘削
③玉石・礫の掘削(チップの割れ)
④玉石・礫の掘削(チップの欠け)
⑤玉石・礫の掘削(チップの割れ)
⑥2次チップによる掘削
主要材料
コンクリート中詰合成セグメント
組立図
A型セグメント
B型セグメント
K型セグメント
工事工程表
(今回工事 延長L=1934.2m)